3/19/2010

「桜・桃・梅」の違いがわかりますか?



下記の画像はどれが 梅? 桃? 桜?


梅・桃・桜の違いって?
なんと、梅も桃も桜も「バラ目・バラ科・サクラ属」の植物!
似ているのも当然ですね。
いずれも一重のものは花びらが5枚ですが、見分けるポイントは
花の付き方と花びらの形です。


【 梅 】
・花柄(かへい)がないので、枝にくっつくように花が咲く。
・花芽が1節につき1個なので、たわわに咲くのではなくスカスカした感じ。
・花びらの先が丸い。


【 桃 】
・花柄がひじょうに短いので、枝に沿うように花が咲く。
・節の中央に葉芽があり、その両側に花芽が1個(つまり1節につき2個)なので、梅よりも華やかに見える。
・花びらの先が尖っている。


【 桜 】
・花柄がひじょうに長いので、枝からこぼれんばかりに花が咲く。
・花芽が房状についているので、花数が多くとても華やか。
・花びらの先が割れている。



このように花の付き方と花びらの形の違いに着目するとわかるのです。
また、イラストやマーク化された花びらも、
梅=丸、桃=尖っている、桜=先割れ になっていますから、
それを思い出してみてもいいでしょう。種類によっては例外もありますが、
基本情報として押さえておくと役立ちます。


暮らしの歳時記」 三浦 康子さんの記事より

3/12/2010

お花見の由来



いよいよお花見シーズン!この時季は桜、桃、菜の花など
色々な花が咲き誇り、見どころがいっぱいあります。

それなのに、花見といえば桜の花見をさすのはなぜでしょう? 
それは、平安時代より花の代名詞になっているからです。
(奈良時代は、花といえば梅や萩をさしていました)。
平安の貴族たちは桜の花に心を躍らせ、桜を愛でては歌を詠み、
宴を開いて楽しみました。

また、農民にとって花見は豊作祈願の行事でした。古来より、
田の神様は冬になると山へ行き、春になると里へおりると
考えられていました。

「桜」の「さ」は早苗、早乙女、皐月などと同じように稲や
田の神様をさし、「くら」は神様の座る場所という意味で
春になっておりてきた田の神様が宿る木とされていたため、
桜のもとで田の神様を迎えてもてなし、桜の咲き方で
その年の収穫を占ったり、桜の開花期に種もみをまく準備を
したりしていました。

このほかにも、「咲く」に複数の意の「ら」をつけたもの、
咲くの古語「栄ゆ」の転じたもの、などの説があります。
やがて、江戸時代になると、春の行楽として花見が庶民の
間にも広がり、酒を酌み交わす花見になっていきました。

三代将軍家光が上野や隅田河畔に桜を植え、八代将軍吉宗は
飛鳥山を桜の名所にし、花見の場も増えました。園芸が
盛んなこの時代に品種改良が進んだことで、身近な場所で
花見が楽しめるようになったのです。


「暮らしの歳時記」 三浦 康子さんの記事より
写真提供は、フォトライブラリーより