ちょっと難解そうな香水のセレクト。その術をプロにナビゲート。男性用香水を選ぶときには、シトラス、フゼア、オリエンタル、シプレの
4つのグループ(系)があることを知っておきたい。
これだけで売り場で競演する香水ボトルの中身をぐんと把握しやすくなる。
ここでは香りの特徴、つけた時、周りに放つ印象編。
これからの陽気にはシトラス系。誰もが好ましく感じる点でも安心。
フゼア系もファン層が厚い。もう少し強く自己主張したいなら、
オリエンタルやシプレ系が面白い。
自分をどう表現したいか。
クールさを中和するならオリエンタル系。
若々しさの強調なら軽快なフゼア....。
日ごとに変えるのも粋だ。
香水4つのカテゴリーシトラス系(自然体でいられるというエレガンス。気軽に楽しめるナチュラルな香り)
シトラス系は、レモンやライムなどの染みとおる香気とオレンジやみかん
などのすっきりした甘さがメインのフ烈士でナチュラルな香調。
柑橘系とも呼ばれる。ユニセックスな軽快さが日本人にとって親しみ
やすく、カジュアル、ビジネスシーンを問わず気軽に楽しめる。
気分をリフレッシュし、集中力を高め、平常心を保つアロマ効果もよく
知られている。また、体臭や汗のにおいを軽減する作用もあるので、
気になる人にも重宝する香調といえよう。
フゼア系(爽やかでダイナミック。爽快感を深さをあわせ持つ男らしい香り)
くっきりとしみとおるラベンダーや、土のにおいに似たオークモス
(樫の木に生える苔)、桜餅の葉のにおいのクマリンを基調にした、
爽快感と深さをあわせ持つ香調である。ハーブをブレンドした爽快な
香りから、エッディの冷涼感とスパイスのぬくもりを対比させた香り
まで、バリエーションも多い。そのきわめて男らしい爽快感は、
シトラス系のユニセックスなさわやかさとは一線を画す。
女性の高感度も高く、もっとも人気がある。
注:「フゼア」とは、フランス語のFougere=フジェールで、
隠花植物の羊歯(シダ)の意味。ただし、シダはイメージで、
シダの香りを使っているという意味ではない。
オリエンタル系(エキゾチックでパワフル。おおらかな香り)
オリエンタル系は、香料の宝庫オリエント(東洋)をイメージした
香調をいう。ねっとりと甘いバニラやアンバーをベースに、中近東や
東南アジアで産するスパイスル類や熱帯の花々、樹木や樹脂を加えた
濃厚でエネルギッシュな香りである。
シプレ系(格調と落ち着き。スタイリッシュな香り)
シプレ系は、柑橘類や湿った土のにおいのオークモス、ウッディな
パチュリを核とする深い香りを特徴とする。爽快感を官能性を
バランスよく感じさせる、きわめて個性的で洗練された香調である。
注:シプレとは地中海に浮かぶキプロス島の意味で、古来、香料の
集散地であった。
※香水コンサルタント・榎本雄作さん監修の雑誌から引用
※Picture: ブルガリ アクア プールオーム